演じ屋 第六幕 演じ屋崩壊
自分の過去を知られて以来、基樹に対して心を閉ざすようになる紳之介。そんな情況の中、些細なきっかけで紳之介と口論になった基樹は部屋を出ることになる。一方、街に蔓延する麻薬の捜査を続けていた大越は、麻薬密売組織によって地下ギャンブルが行われているという情報を入手する。大越からの依頼で地下ギャンブルへの潜入捜査を引き受けた基樹は、地下ギャンブルの情報を得ようと麻薬の売人である元プロボクサーの川村に接触。持ち前の人柄で、すぐに川村との信頼関係を築いた基樹は、地下ギャンブル場への潜入に成功する。しかし、そこで、基樹が遭遇したのは、人の生命を賭けの対象とする残酷なゲームと川村による裏切りという悲惨な現実だった。